歯根嚢胞 根尖切除術
豊島区・文京区の歯周病治療・インプラント、やはぎ歯科クリニック院長矢作です。
X線画像
左上側切歯に歯根嚢胞(のうほう)を作ってしまっています。
著名な痛みはありませんが、違和感が出ています。
通法に従い、感染根管処置の後、根管充填を行います。
その後、嚢胞摘出術と根尖切除術を行います。
(以下の写真は術中です、クリックすると拡大します)
歯肉を切開し、骨面を露出させます。
嚢胞相当部の骨を削除し、嚢胞摘出と根尖切除術を行います。
骨欠損部に骨補填材であるβ-TCPを填入します。
縫合して終了です。
術後、少しの痛みと周囲歯肉の腫れはありますが、この程度の手術であれば顔の方までひどく腫れたりしません。
根管治療で治しきれない根尖病巣、特に嚢胞についてはこのような外科的処置が非常に有効です。
唇から頬にかけての良性腫瘍症例
豊島区・文京区の歯周病治療・インプラント治療、やはぎ歯科クリニック院長矢作です。
線維種や乳頭腫のような良性腫瘍は舌にできることが多いですが、今回は口唇の裏側付近の頬粘膜にできたものです。当院ではco2レーザーで切除します。
大きさは1センチ強と少し大き目です。
CO2レーザーを使うことによって痛み少なく、治癒も早い処置が可能です。
メスで切開して糸で縫うという旧式の術式ですと、この部位では口の開け閉めで突っ張る感じがでるでしょう。
この術直後写真は一見痛そうですが、全く出血無く、上手くレーザーを使うことによって人工的なかさぶたのようなもので、傷を保護することができます。
術後1週間です。
よくみるとわずかに傷跡があるのがわかるでしょうか?
病理組織検査の結果、線維種でした。
Co2レーザーを用いることによって良性腫瘍は簡単に切除することが可能です。
お口の中の気になる「できもの」がありましたら、ご相談ください。
良性腫瘍(1センチ位)の症例
豊島区・文京区の歯周病治療・インプラント治療、やはぎ歯科クリニック院長矢作です。
このブログでも舌にできる良性腫瘍の切除について何回かご紹介しましたが、今回は約1センチほどに腫瘍が大きくなった症例です。
このくらいの大きさでもレーザーによる切除できます。
術前の写真です。
切除直後の画像。
わずかに出血があります。
摘出物は病理組織検査に回します。
(顕微鏡で組織・細胞を見ます)
翌日
大きなアフタ性口内炎のようですが、患者さんは全く痛みを訴えていません。
1週間後
全く跡がわかりません。
「口の中が広くなって楽になった」
「こんなに簡単ならもっと早く取っておけばよかった」
とのことです。
今回の病理組織顕微鏡像です。
このようにして、細胞と組織の状態を確認します。
この検査によって万が一悪性であった場合その見落としを防ぐことができます。
病理組織検査は切片を作り、特殊な染色を行う必要があるため、当院では日本大学歯学部病理学講座に依頼しております。
検査報告書とともにこのように顕微鏡写真が送られてきます。
舌先端にできた良性腫瘍
歯周病治療・インプラント治療のやはぎ歯科クリニック、院長矢作です。
舌や頬粘膜にできる良性腫瘍のほとんどが、乳頭腫または線維腫です。
今回CO2レーザーを用いて舌尖にできた良性腫瘍を切除しました。
レーザーは非常に痛みが少なく粘膜や歯肉を切開することのできるすぐれものですが、今回のようなケースは麻酔が少し必要です。
写真1 術前
写真2 術直後
写真3 摘出物
写真4 術後5日目
赤い矢印のようにわずかに跡がありますが、
さらに目立たなくなってきます。
処置当日念のため鎮痛剤を処方いたしましたが、全く使うような痛みもなかったそうです。
舌先端の一番敏感なところですが、術後違和感もありません。
CO2レーザーを使っていますので、術後出血も全くありませんし、糸で縫う必要もありません。しかも数日で綺麗に治ってきています。
今回は小さい腫瘍でしたが、当院では大豆大から拇指頭大くらいまでのやや大きい良性腫瘍でしたら同様の術式で対応可能と考えます。(部位によります)
大豆大くらいの舌の線維腫を切除したあと、患者さんから「口の中が広くなったみたいだ!」と言われたことがあります。
長年気になっている「できもの」がありましたら、ご相談ください。
舌のいぼ
歯周病治療・インプラント治療のやはぎ歯科クリニック、院長矢作です。
舌にできる良性腫瘍に線維腫、乳頭腫といったものがあります。
線維腫と乳頭腫には若干の形の違いはありますが、良性腫瘍で切除によって治療することは変わりません。
糸で縫う必要もなく、早く綺麗になるのがレーザーの利点です。術後の痛みもほとんどありません。
良性腫瘍は歯などに鋭利な部分があるなどで、刺激によって生じることがあります。
刺激の除去(場合によっては歯の治療)が必要な場合もありますが、自然治癒することは無いので大きくなりすぎないうちに治療が必要です。まれに良性腫瘍が悪性化することもあります。
今回のような大きさですと出血の少ないレーザーを用いて縫うことなく切除できますので、気になる「できもの」がありましたらご相談ください。
エプーリスをレーザーで切除
歯周病治療・インプラント治療のやはぎ歯科クリニック、院長矢作です。
レーザーを用いた口腔外科手術について写真とともに紹介します。
ブリッジの支えになっている歯ですが、金属の中は虫歯が進行していて崩れています。
神経の無い歯ですと気づかないうちに虫歯が深く進行してしまうことがあります。
そのためこの金属が不適合となって歯肉に局所的な刺激を加え、エプーリスという良性腫瘍を作ってしまっています。
ブリッジを外しました。
この状態ですとエプーリスの状態がわかりやすいと思います。
中では歯が崩れ根だけとなっています。
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麻酔をして崩れてしまった歯は抜きました。
Co2レーザーを用いてエプーリスを切除し、さらにCo2レーザーで周囲を蒸散・止血しました。
赤黒くなっているのはレーザーで作ったいわば人工的なかさぶたです。このような状態にすれば糸で縫う必要がありません。
術後5日目です。
Co2レーザーの治癒促進作用によって傷の治りが非常に早いです。
痛みもほとんど無かったそうです。
このようにある程度の大きさのエプーリスでも出血や痛みが少なく治癒も早くできるのは、Co2レーザーを用い正しい口腔外科手術を行ったためです。
このようなイボのような「できもの」は良性腫瘍であることがほとんどですが、まれに急に大きくなったり、ごくまれに悪性化したりすることもありますので、症状進行する前にレーザーで切除し、詳しく検査(病理検査:悪性の細胞が無いか顕微鏡で確認)することをお勧めします。
パノラマレントゲン撮影の有用性
当院では、初診あるいは再初診で前回撮影より期間が開いたものについてはパノラマレントゲン写真を撮影しております。
このように歯のみならず、周囲の顎骨、顎関節などを確認できます。
これによって、顎骨内にある嚢胞(のう胞)や腫瘍を確認することができます。
上顎前歯部に生じた歯根嚢胞
例2
下顎の親知らず周辺に生じた病変
境界明瞭な不透過像を親知らず歯冠周囲に認めます。
例3
大きな含歯性嚢胞
この症例は20歳代前半の方です。何回か歯科受診はあったようですが、いままでパノラマ撮影が無かったそうです。
嚢胞はこのくらいまで大きくなっても、無症状のうちに進行することが多くあります。
今回当院には虫歯治療や歯周病治療のため来院されたのですが、撮影にてたまたま発見されたものです。
大学病院へ紹介となり、抜歯し、開窓療法で小さくしてから摘出予定です。
当院のデジタルパノラマレントゲン装置ですと、被ばく線量が少なく虫歯・歯周病の診断のみならず、非常に有意義な診断が可能です。
このため初診時は妊娠中を除きルーチンで撮影しております。




