エプーリスをレーザーで切除
歯周病治療・インプラント治療のやはぎ歯科クリニック、院長矢作です。
レーザーを用いた口腔外科手術について写真とともに紹介します。
ブリッジの支えになっている歯ですが、金属の中は虫歯が進行していて崩れています。
神経の無い歯ですと気づかないうちに虫歯が深く進行してしまうことがあります。
そのためこの金属が不適合となって歯肉に局所的な刺激を加え、エプーリスという良性腫瘍を作ってしまっています。
ブリッジを外しました。
この状態ですとエプーリスの状態がわかりやすいと思います。
中では歯が崩れ根だけとなっています。
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麻酔をして崩れてしまった歯は抜きました。
Co2レーザーを用いてエプーリスを切除し、さらにCo2レーザーで周囲を蒸散・止血しました。
赤黒くなっているのはレーザーで作ったいわば人工的なかさぶたです。このような状態にすれば糸で縫う必要がありません。
術後5日目です。
Co2レーザーの治癒促進作用によって傷の治りが非常に早いです。
痛みもほとんど無かったそうです。
このようにある程度の大きさのエプーリスでも出血や痛みが少なく治癒も早くできるのは、Co2レーザーを用い正しい口腔外科手術を行ったためです。
このようなイボのような「できもの」は良性腫瘍であることがほとんどですが、まれに急に大きくなったり、ごくまれに悪性化したりすることもありますので、症状進行する前にレーザーで切除し、詳しく検査(病理検査:悪性の細胞が無いか顕微鏡で確認)することをお勧めします。
パノラマレントゲン撮影の有用性
当院では、初診あるいは再初診で前回撮影より期間が開いたものについてはパノラマレントゲン写真を撮影しております。
このように歯のみならず、周囲の顎骨、顎関節などを確認できます。
これによって、顎骨内にある嚢胞(のう胞)や腫瘍を確認することができます。
上顎前歯部に生じた歯根嚢胞
例2
下顎の親知らず周辺に生じた病変
境界明瞭な不透過像を親知らず歯冠周囲に認めます。
例3
大きな含歯性嚢胞
この症例は20歳代前半の方です。何回か歯科受診はあったようですが、いままでパノラマ撮影が無かったそうです。
嚢胞はこのくらいまで大きくなっても、無症状のうちに進行することが多くあります。
今回当院には虫歯治療や歯周病治療のため来院されたのですが、撮影にてたまたま発見されたものです。
大学病院へ紹介となり、抜歯し、開窓療法で小さくしてから摘出予定です。
当院のデジタルパノラマレントゲン装置ですと、被ばく線量が少なく虫歯・歯周病の診断のみならず、非常に有意義な診断が可能です。
このため初診時は妊娠中を除きルーチンで撮影しております。




